ここまで読んで、きっと
この人は、助産院推しの人で、「産婦人科より助産院が絶対!」と考えている人なのだろう?
と思われたことだろう。
そして、それに対する反発の思いも生まれたかも知れない。
デリケートなところだと思うので、言葉を選びたいけれど、中々に難しい!
ボクはただ、3人の娘の立ち会い出産を体験しただけの、普通の父親だから…。
正直、出産の形は星の数ほどもあると思う!
そして、それぞれの妊婦さんやそのご家族は、それを選択することができる。
全く介助なしで自宅分娩を望む人もいる。
助産師さんに頼んで家で産む人もいる。
水中出産を選ぶ人もいる。
無痛分娩を選ぶ人。海外での出産を選ぶ人。自ら帝王切開を望む人。
都会での出産を選ぶ人。敢えて僻地での出産を望む人。
どうしてもこの人に取り上げて貰いたいと、助産の相手を選ぶ人…。
本当に、いろいろな形がある!
そして、それぞれが「理想の出産」を選択するはずなのだけれど…。
実際、最後の最後は何も選べない!
例えば、ボクたちと同じ助産院を選び、検診を重ね、順調にきていたとしても、いざ産むという時に何かあれば、救急車で運ばれ、大きな病院で緊急出産ということもある。
いや、実際あるのだ。
例えば、産気づいて産婦人科に向かう途中で、車の中で生まれてしまうこともある!
エレベーターの中とか、トイレでとか…。
選べる様で選べない!
そして、その結果についても、正解などないのではないかと思う。
どこでどの様な形で出産を迎えたとしても、生命が誕生するということは尊いことだと思う!
ママも、家族も、それを受け入れるしかないし、むしろ前向きに胸を張って受け取って欲しい!
「私たちは新しい家族を迎えるため、共に戦い、苦難を乗り越え、大きな山の頂に立ち、還って来たのだ!」と…。
出産は命がけの偉業だと思う!
今私たちがこの世に生を受け、存在できているのは、ず〜っとそうやって生命を繋いで来てくれた先人たちのお陰なのだ。
今度は私たちがバトンを渡す側である。
だからこそ、ボクはマタニティ部応援団として、エールを贈りたい!
続く
紙芝居師 夢追人拝
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