妊娠中忘れられないできごとがありました。
いつものように午後からこたつで体を休めていた私に突然地元の親友から電話が。
「もしもし、久しぶりやん。どしたん?」
電話に出たものの半分寝ぼけていたことを覚えています。そんな、軽い気持ちで電話を受けました。
私より一足先に妊娠し順調と思っていた友。
それが思いがけずおなかの赤ちゃんが旅立ってしまったという知らせに言葉を失いました。
「なんかね・・・陽子ちゃんと話したくなって。ほんと、とにかく体を大事にね。私、仕事頑張りすぎた」
電話の向こうで泣いている友にかける言葉がありませんでした。
決して無理をしたわけでもない、赤ちゃんのことを気遣わなかったわけでもないだろう。
ただ、赤ちゃんを授かっておなかの中で育てるということは「奇跡」のようにかけがえのないことで、そして生まれてきてくれることが当たり前でないことを気が付かされたのです。
妊婦のみなさん、本当に妊娠って自分が思う以上に大きな変化が起きています。体の声はいつも以上に耳を傾けることが大切です。
少し頑張ればいけると思わず、自分に甘めの設定で体を休めること、ストレスをためない工夫を心掛けることを大切にしてほしいと思います。
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