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ひまわり

カンガルーケア

自分が退院した後の毎日の仕事はNICUに通うこと。

「どうしているかな」「元気かな」

蒼の体調はNICUに到着するまで、心配は尽きませんでした。

顔を見るとホッとして話しかけたりしますが、なかなか普通の赤ちゃんのように自由に抱っこをすることはできません。

そんな中、看護師さんが「カンガルーケアをしましょう」と勧めてくれました。

カンガルーケアは親が椅子に座って背もたれを倒したように寝ころび、裸の胸や胸の間にやさしく腹ばいに抱っこしてあげるスキンシップです。

小さいので、落とさないようにこわごわと胸の間にのせると、命の温かい体温を感じました。


また毎日NICUに通うと、看護師さんたちに大切にケアをしてもらっていることをいつも感じました。

保育器から出られたときは「少し寒いかな」と、ソックスとバスタオルでぐるぐる巻きで、かわいらしい手編みのお帽子までかぶらせてもらっていました。

ただ、どんなに大きくなってもやっぱり他の子よりもずーーっと小さいため、親としては心配は尽きません。

そんな私たちの気持ちを知ってか看護師さんからはまめなお手紙をいただきました。

「お母さんのおっぱいがたくさん出るから安心して飲んでいます」

「蒼くん順調です!」

「蒼くん大変おりこうですよ」

「蒼くん、がんばっています!」

「蒼君の顔を見つめているお母さんの目はあなたを優しく愛おしい気持ちで見つめてくれていますよ」(蒼にあてたお手紙まで)

たくさん褒めてもらって、前向きな言葉に勇気づけられたことで救われました。

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