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ひまわり

外出許可!

出産から4日目 ついにその日が来たのです!!!

外出OKの知らせが!!!

別の病院のNICUで頑張っている蒼に会いに行ける!と気持ちがはやったのですが、一歩外に出てみると、日差しに目がくらみ、体が思うように動かなくてびっくりしました。

夫が運転する車の助手席に乗っても、車の揺れがおなかに響いていたいのです。

手術のダメージと産後の回復期で体力が著しく落ちていることを実感しました。

それでも、気持ちは前へ前へ・・・病院に到着し、何度も何度も消毒をしてNICUに入室すると、そこに蒼がいたのです!


箱の中で、いろいろつけられて、新生児用のおむつもパクパクでとってもとってもとっても小さいけれど、ちゃんと生きている姿を見られて嬉しいやら、申し訳ないやら。

「ごめんね。体の中にもっとおいておいてあげられたらよかったのに。でも大切にするから。救ってもらって命だから」

                      当時の日記にはこんな言葉を書き留めて

                      いました。



看護師さんが抱っこさせてくれて、お乳もすわせてみたらと言ってくれました。

たれパンダの病院の産着に身を包まれて、とてもあたたかい体温、小さな瞼をピクピク動かして、口をきゆっとしぼってすべてがかわいくてたまらないのです。

私お乳をなめるようにすうように・・・飲んだ?!

実際には吸ってはいません。それでも、乳をくわえると吸おうとする・・・蒼の生きようとしている力だと思いました。

いつまでも一緒にいたかったけれけど、1時間がお互いのためということで病院を後にしました。

病院に戻ると倒れ込み、どっと疲れが出て「外の世界はまだ無理かも」と出産後の体の変化に驚きました。


出産当日からはじまった蒼(正確には担当看護師さん)と私の交換日記、この日の日記には蒼からも「うれしかった」という言葉がありました。





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