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『雫の生まれる時』より『産褥期』

すみません!大分横道に逸れましたね?(苦笑)

ボクたちの合宿生活は淡々と過ぎて行った。

毎回の食事は本当に楽しみだった。

たまにサプライズ的なご馳走があり、でも、日々のメニューが当たり前なのにしみじみと美味い!

自宅の部屋の様な空間で、まったり過ごすかみさんと赤子。

ボクと長女は、近隣を散歩したり絵本を読んだりしながら、のんびりと一週間以上を過ごした。

空港傍の助産院の周りは、讃岐富有柿の畑があったり、自然に恵まれていた。

冬ではあったが、そんな環境で過ごせて、とても穏やかな気持ちになれた。

思えば、入院したのが正月の二日。出産には年末年始も関係ない。

本当に大変な仕事だと思う!

まして、自宅の一部を解放しての助産院、家族の協力体制は必至。

多くの人に支えられて、ボクたちはこの出産を迎えることができた。

今更ながら、ありがとう!を伝えたい。

そして、思い返せば長女出産の時には、ボクの両親がLDRの予備室で控えていてくれた。

次女の時には、翌朝、1時間以上かけて両方の両親が訪ねて来てくれた。

最初は反対こそしていたが、助産院での出産を許してくれたことにも感謝したい!

そこで立ち会った夫だけではなく、一族総出で迎えた新しい生命だったのだ。

当初、立ち会えても、例え立ち会えなくても、出産は家族で迎えるビッグイベントだと書いた。

 物理的にそこにいるかどうかではなく、せめてこころは立ち会って欲しいし、

立ち会ってくれていると妊婦さんにも感じていて欲しい!

ここまで書いてふと立ち止まる。

このブログ、男性が実際読むことがあるのだろうか?

是非届いていて欲しい!

そういう選択肢もあることを知って欲しい!

実現できなくても、こころは奥さんの隣にいてあげて欲しい!

話が突然変わるけれど…。

産褥って言葉、凄いよね?

最初に産褥パンツってワードを聞いた時、ひっくり返りそうになったわ!

医学的用語なのだとは思うけれど、そろそろ時代にあった言葉に置き換えて欲しい!

昔は産婦といえど、大事な一家の働き手。

実家で産んでもすぐに嫁ぎ先に戻され、家事労働などをせざるを得なかった。

産後の肥立ちとは言うけれど、長女の世話もあるし、掃除洗濯、食事の準備、助産院でのまったり過ごせた合宿生活は本当に恵まれていたと思う。

退院の時には、寂しくてもう少しいたいと、後ろ髪を引かれる思いだった。

 続く

 紙芝居師 夢追人拝




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